■原価計算
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原価計算とは、製造業における財務会計、管理会計システムの一部分で、製品を製造するのに係る原価を把握する計算方法のこと。

基本的には、当期発生した材料費と労務費、経費を把握し、期首の棚卸資産の残高にこれを加えたものから期末の棚卸資産の残高を差し引いたものが当期の製造原価となるというもの。
当期製造原価に製品在庫の期首残高を加え、そこから製品在庫の期末残高を差し引いたものが当期の売上原価となる。

原価計算を行うに際して、実際の原価を即時把握することは困難であることから、予定原価や標準原価を用いて原価計算を行うのが一般的。
財務会計上、予定原価や標準原価との差額は、原価差額として計上しなければならないが、その発生要因を詳細に把握できるようにすることで、管理会計の目的に資することができる。
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