■棚卸差異
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棚卸差異とは、棚卸実施時に、在庫台帳上の理論在庫と実際の在庫数量との間に発生する差異のこと。
棚卸差異の発生額を小さくすることは、原価の適正性を高めることにつながり、また、生産・販売効率を高めることにもつながるため、経営上、重要な意味を持つ。

棚卸差異(棚卸差損)については、通常、製造原価または売上原価に算入される。
ただし、製造業における材料や仕掛品の棚卸差異については、期中の棚卸差異発生額全額をそのまま期中の費用にできるかどうか、発生額の重要性などによる判断が必要となる。
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