■CAGR
一覧へ戻る
CAGRとは、成長性を分析する際の指標のひとつで、複数年にわたる成長率を年々の成長率に分解してそれを平均した成長率。
日本語では、年平均成長率というがこのように呼ばれることがほとんど。

CAGR(%)の計算式は、(X+α)年の計数 ÷ X年の計数のα乗根−1となる。
例えば、1995年から2005年までに売上が1,000から1,500まで成長した場合のCAGRは、1.5(1,500÷1,000)の10乗根1.0414(104.14%)から1を差し引いた数値となり、4.14%となる。


1995年から2005年の10年間にわたる売上成長率を計算するには、(2005年の売上 ÷ 1995年の売上) - 1 という計算式を用いる。
しかし、この成長率は1995年から2005年への10年間の成長率を示すものであって、各年の成長率がどれほどだったかを示すものではないことから、2015年の売上予測に使えても、2006年の売上予測に使うにはあまり論理的ではない。
2006年の売上予測には、10年間におけるCAGRを使うほうが妥当と言える。
小泉大輔公認会計士事務所   用語集 TOP