■社債発行差金
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社債発行差金とは、社債の券面価格(満期時に償還しなければならない金額)と発行価格との差額のこと。
商法上、認められている繰延資産の一つ。
なお、会社法では、繰延資産の限定列挙が廃止され、計上については会計慣行に委ねられることとなっている。

社債発行時に認識された社債発行差金は、金利の一部を構成すると考えられる。
このため、社債発行差金は繰延資産の一部とされ、商法上は償還期間内の均等償却を要求している。
税法では、任意消却による課税所得の操作を回避するため、割引債および縁故者募集等による利付債について期間均等償却を義務づけている。

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