■実現主義
一覧へ戻る
実現主義とは、収益を計上するに際しては、財貨または役務の提供とその対価としての現金もしくは現金同等物の回収がなければならないとする原則。

現金もしくは現金同等物といった貨幣手段としての対価回収がない段階で収益を認識してしまうと、その利益の処分可能性に重大な疑義が生じる可能性がある。
これを回避する目的で収益に関しては、発生主義を認識基準とする費用とは異なり、より保守的な実現主義を採用することとされている。

金融商品会計による有価証券等の時価評価などは、実現主義の原則の例外的処理と言える。
小泉大輔公認会計士事務所   用語集 TOP