■支配力基準
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支配力基準とは、連結決算の対象範囲となる企業の範囲を定義するにあたって、議決権保有比率という形式面だけではなく、実質的な支配状態を考慮する考え方のこと。
実質支配基準とも呼ばれる。

これまで連結決算の対象範囲の決定に当たり議決権の所有割合による判断(持分基準)がなされてきたところであったが、経営者の恣意性が介入する余地があるとの問題認識から、議決権以外の要素として特定の会社が他の会社を実質的に支配しているかどうかを加えることとした。
具体的には、当該他の会社における取締役会など意思決定機関の構成員の過半数を占めていたり、他の会社の財務、営業、その他事業場の方針決定を支配する契約などが存在していること等が挙げられる。
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