■減損会計
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減損会計とは、減価償却など通常の費用化処理とは別に、状況に応じて固定資産の帳簿価格(簿価)を減額し、損失を計上する処理のこと。

主として土地建物等の事業用不動産や機械設備などの設備資産について、収益性の低下により投資額を回収する見込みが立たなくなった場合、それらの帳簿価額を減額処理する。

減損会計の基本的な手続きとしては、以下のようになる。
1)固定資産を事業ごとにグルーピング
2)事業の将来キャッシュ・フロー見通しを策定
3)将来キャッシュ・フローの現在価値を算定(最終的な資産の売却価値がある場合、それを含む)
4)資産の売却可能価額(正味売却価額=売却時価)を算定
5)3と4のいずれもが固定資産の簿価を下回っている場合、下回った金額を減損処理

2006年3月決算期より強制適用となる。



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