■荷為替手形
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荷為替手形とは、輸入資材等の貨物の売主がその代金回収を早期に行うため、買主を名宛人とし、売主の取引銀行を受取人として振り出した為替手形のこと。

荷為替手形は、船荷証券などの船積書類が添付される。
支払者(輸入者)は、この手形の支払(または引受)を終えない限り、船済書類を入手できない(貨物を受け取れない)ので、支払が基本的には担保される。

信用状付き(L/C決済)であれば、支払は銀行に保証されているが、信用状が付いていない場合、一定のリスクが生じる。
信用状が付いていない場合、D/P決済(輸入者が銀行に代金を支払うことにより船籍書類を渡す)、D/A決済(輸入者が手形を引き受けることにより、船積書類を渡す)という方法を用いるが、D/A決済の場合、手形の引受後に不渡りが出るリスクが残っていることになる。

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