■移転価格税制
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移転価格とは、ある企業が海外に子会社関連会社を有する場合、それらの企業との間で取引を行う際の価格のことを言う。
この価格の設定次第では、課税所得の源泉となる利益がどちらか一方に移転してしまい、国際的な課税の不平等が生じてしまう可能性がある。

移転価格税制とは、国外関連者と行った取引の移転価格が外部の独立した第三者との間の取引であったならば適用されたであろう価格(独立企業間価格)に比べて差(仕入れが高すぎる、又は、販売価額が安すぎる)がある場合、独立企業間価格で行われたものとみなして利益及び課税所得を再計算し、実際の課税額との差額を納税させる制度。
移転価格税制の適用に際しては、当該会社に租税回避の意図があったか否かは考慮されないとされている。
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