■インバージョン取引
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インバージョン取引とは、三角合併などを行い、タックスヘイブンに親会社を設立する行為のこと。
タックスヘイブンに親会社を設立し、自社からロイヤリティやマネジメントフィーなどの名目で親会社へ費用を支払う仕組みを構築することで、自社の租税を回避することができる。

移転価格税制は、タックスヘイブンに設立される子会社を対象とした制度だが、インバージョン取引はその逆の仕組みとなる。

このような租税回避行為を抑制するため、実態のないペーパーカンパニーを利用した三角合併等について、非適格合併とする規定が盛り込まれた。
非適格とされることで、合併等の時点で株主に対する譲渡益課税が行われることになる。
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