■実質と名目
一覧へ戻る
経済統計のデータには単位が金額で表されるものが多い。たとえば、平均的な労働者の毎月の給料は76年度は約20万円、99年度は約40万円になっている。しかしこれで、生活が2倍豊かになったわけではない。その間に物価も上昇しているからだ。このような場合には物価変動分を取り除いて(実質化)経済の変化を判断する。調査時の時価で表される金額を名目値といい、ある基準時の物価水準に直したものを実質値という。労働者の給料を実質値で比較すると99年度は76年度に対して約25%上昇していることになる。
小泉大輔公認会計士事務所   用語集 TOP